1人美容室を開業するメリットはあるのでしょうか?
独立する際にどんな規模の美容室にするかは運命の分かれ道です。2席以下で独立、または一人で独立を考えているという話はよく聞きます。
果たして小型や1人独立はメリットはあるのでしょうか?今回は一人美容室のメリットを考えていきましょう。
この記事でわかること
- 1人美容室の開業のメリット
- 開業にどのくらいかかる
- 1人営業での利益率
この記事を書いた人
普通の美容師 ケイ
埼玉県在住・普通の美容師。20代で美容師のプレイヤーとしての寿命に疑問を持ち副業を開始。主に「中国輸入」「Amazonオリジナル商品販売」「無在庫転売」美容師以外の収入の柱を構築。毎日、嫁と息子と遊ぶ時間が何よりも幸せな普通の美容師です。
1人美容室を開業する4つのメリット
1人美容室を開業するメリットは下記の4つです。
- 開業資金が少なくて済む
- 人間関係が気楽
- 利益率が高い
- 他人がいない快適な空間
これらを一つずつ解説していきます。
開業資金が少なくて済む
1人美容室ならシャンプー台が1つに作業スペースが2つあれば事足ります。小さな部屋でも開業できるため、物件取得費も安く抑えられます。
規模の大きな美容室を経営するには広い立地に多くの設備、大人数のお客様を捌くためのスタッフがいなくてはなりません。このような条件を揃えるためには、膨大な費用が必要です。したがって、1人美容室ではスモールスタートを切れるので、リスクも小さく開業できます。
とにかく人間関係が気楽
1人美容室では全ての業務をこなす必要があります。シャンプーからブローまで全て担当するため、お客様との信頼関係が築きやすいです。
また、他のスタッフのことを気にすることがありません。これは自分だけではなくお客様も同様で自分の気に入った美容師に担当してもらえるのです。
1人美容室では人間関係が気楽です。人間関係によるトラブルも少ないため、モチベーションも保ちやす良いでしょう。
利益率が高い
利益率が低ければいくら売り上げても、純利益は微々たるものでしかありません。1人美容室では狭くても営業できるため家賃が低く抑えられます。
人件費も必要ないため利益率が高く、小回りの利く1人美容室の経営です。
例えば、技術売上130万円だとして家賃10%、材料費10%、光熱費及び雑費10%とすると
「売上130万 ー 家賃13万 ー 材料費13万 ー 光熱費・雑費13万 = 粗利91万」
利益率70%強です。
この中から自身の生活費や開業時の借入の返済などがありますが、思っていたより利益率が高いのではないでしょうか?売上次第にはなってしまいますが夢のある数字ですね。
他人のいない快適な空間の提供
他人のいない空間での接客はお客様の心を和らげ悩み相談などを引き出せるチャンスです。相性さえ良ければ信頼関係を築くことも難しくありません。
1人美容室はお客様とマンツーマンの空間を構築できることで、他人のいない贅沢で快適な空間を提供できるのは1人美容室の大きなメリットになります。
まとめ
美容室は競争の激しい業界です。だからこそ美容室経営をするのであれば万全の準備をしましょう。
ポイント
スモールスタートはリスクが小さく軌道に乗れば高い利益率が見込めます。また小さく初めて大きく育てることも夢ではありません。技術はもちろん大事ですが、多くの経営者が直面する課題はマネジメントです。従って開業の準備をすると同時に経営者としてのスキルをつける必要があるでしょう。