美容師の給料の実態って知ってますか？
美容師は体力仕事の上、給料が安いと言われていますが実際はどうなのでしょうか？
その数字は意外と知らない方も多いと思います。ある程度数字を知っていれば、自分の将来設計など立てやすくなりますよ。
今回は美容師の給料や、初任給、平均年収・役職別にまとめてあるのでキャリアアップに悩んでる方などに読んでいただけると嬉しいです。
この記事を書いた人
普通の美容師 ケイ
埼玉県在住・普通の美容師。２０代で美容師のプレイヤーとしての寿命に疑問を持ち副業を開始。主に「中国輸入」「Amazonオリジナル商品販売」「無在庫転売」美容師以外の収入の柱を構築。毎日、嫁と息子と遊ぶ時間が何よりも幸せな普通の美容師です。
平均年収と平均月給
平均年収・269万
平均月収・22万
平均賞与・65.5万
2020年の調査では美容師の平均給料は269万円でした。この数字をどう感じるかは人それぞれだと思います。調査では1ヶ月の労働時間は平均181時間（１日６時間）となっております。これはあくまで平均なのでこの時間の他に残業やレッスンなどでサロンでの滞在時間はもっと長くなると思います。実際の時給はもう少し低くなると思います。
私自身アシスタント時代によく時給換算するたびにやる気を無くしてました。
労働時間は10時間くらいが肌感覚では目安でしょうか、多いところでは12時間 休日も講習会などスキルアップにあてる所もあるようです。最近ではOJTなど営業時間内でレッスンする所もあるようですが、まだまだ内容は整っていないように感じます。
とはいえ一般の職業と違い美容師はランク制や歩合給です。キャリアアップや人気がでてくれば収入は平均月収以上貰える可能性があります。腕を磨けば将来独立や経営者になる可能性もでてくるのでポジティブに考えれば可能性の大きい職業だと思います。
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年代別で見る給料
20代の平均年収 : 男性211万 女性205万
30代の平均年収 : 男性310万 女性265万
40代の平均年収 : 男性342万 女性260万
50代の平均年収 : 男性322万 女性259万
年代別で見ると男性は40代、女性は30代からアーチを描くように年収が下がっているのが分かります。
一般的に男性は40代になると現場を離れてマネジメントや経営にまわる傾向があり、女性の場合は出産や結婚などで現場に出る時間が減る傾向にあるからでしょう。
もらえる賃金が増えるとそれだけ仕事量が増えていきます。ライフワークバランスとの兼ね合いを見ながら将来を設計していくといいでしょう
ランクによっての給料格差
美容師はスキルの習得レベルに合わせてランクが設定されています。美容師全体の平均賃金を見るとなかなか厳しいものがありますが、キャリアアップによって年収1000万円も可能だと思います。ここではランク別の仕事と給料を見ていきましょう。
アシスタント
美容師としてスタイリストデビューするまでの期間をアシスタントと呼びます。主に業務はシャンプー・カラーヘルプ・パーマヘルプ・雑務を主に任されます。
駆け出し期間なので給料は低めの設定位のところが多いです。しかし今は人手不足の美容室が多いので待遇もかなり良くなってきました。
手取り16万〜22万前後です。やはり都内の人気店は低い傾向にありますね。まだまだ地方の方に行くと15万スタートのお店もあるようです。
アシスタント時代は給料が低いので、自分の経済状況を見ながらサロン選びは慎重にしたいですね。
Jrスタイリスト
スタイリストデビュー前のアシスタントのことを指すことが多いです。給料に関しては18万〜23万前後です。
まだ指名のお客様が居ないうちは歩合給も期待できないので、報奨金による給料アップは望めません。
スタイリスト
店舗によってスタイリストの基準がありますが、全ての技術を出来るようになればスタイリストとして認められます。
月収はスタイリストによって20万〜30万。また指名数・報奨金・役職手当がつき始めるので、同期の美容師でも給料の差が異なってきます。
自分の年齢と同額の給料を貰えてるかどうかが、年齢にキャリアが追いついているかの目安になりますよ。
トップスタイリスト
スタイリストの中でも、人気と実力が兼ね備えた人がトップスタイリストと呼ばれます。トップスタイリストになると月収が50万以上の方もいます。下積みが長い業界ですが、努力して腕を磨いた美容師がなれるトップスタイリスト。美容師の憧れですよね。
オーナー・経営者
キャリアアップしていくと、独立開業する美容師さんも多くいらっしゃいます。プレイヤーとしての技術と経営力も必要とされますので、一握りの方しかなれません。
しかし、何店舗も経営しているオーナー様の中には年収2000万以上の方もいるみたいです。
結局、美容師＝給料が安いと言われるのはなぜ？
美容業界の給料が安いと言われる一因は、家族を養う為に30代になると転職してしまう男性美容師が多いということじゃないでしょうか？
それによって業界全体の若い美容師や女性の割合がおおくなり美容業界の平均給料が上がらないという悪循環ができてしまっています。
30代男性の平均給料が20万〜25万家族を養うには少し厳しい数字ですよね。
30代になった時に独立するか転職するか悩みますよね。どの選択になるかは美容師のあなたの努力次第です。独立を目指せるように技術の習得を目指しましょう。
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