Amazonで物販を行う場合「大口出品」と「小口出品」の2種類の出品方法があります。基本的には大量の品物を取り扱う場合は大口出品を選んだほうが多くのメリットを得られます。
この記事でわかること
- 小口と大口出品の違いがわかる
- 出品者登録の切り替えのタイミング
- どの出品者登録すれば良いかがわかる
この記事を書いた人
普通の美容師 ケイ
埼玉県在住・普通の美容師。20代で美容師のプレイヤーとしての寿命に疑問を持ち副業を開始。主に「中国輸入」「Amazonオリジナル商品販売」「無在庫転売」美容師以外の収入の柱を構築。毎日、嫁と息子と遊ぶ時間が何よりも幸せな普通の美容師です。
大口出品と小口出品のできることの違い
小口出品と大口出品では、料金のできることの違いがあります。
【小口・大口の違い見比べ表】
大口出品 | 小口出品 | |
月額利用料 | 月額4,900円 | なし |
基本制約料 | なし | 商品1点につき100円 |
カタログ作成 | ◯ | ✖️ |
一括商品登録 | ◯ | ✖️ |
各種レポートの利用 | ◯ | ✖️ |
独自配送料の設定 | ◯ | ✖️ |
お届け日の指定 | ◯ | ✖️ |
ギフトサービスの提供 | ◯ | ✖️ |
提供できる決済方法 | クレジットカード
Amazonショッピングカード Amazonギフト券 コンビニ決済 代金引換 Edy払い |
クレジットカード
Amazonショッピングカード Amazonギフト券 |
出品できるカテゴリー | 全てのカテゴリーに出品可能 | 1部出品できないカテゴリーあり |
ショッピングカートの獲得 | ◯ | ✖️ |
いきなり大口で始める必要もないですが、本格的に行っていくのであればいずれ大口出品登録しなければなりません
手数料の違い
Amazonは物販に必要なシステムサービスを提供する代わりに、出品者に一定の手数料を請求します。
毎月請求される「月額登録手数料」と、商品が売れるたびに発生する「基本成約料」の2つが手数料としての違いです。
単純に月額利用料と基本使用料だけ見た場合、商品が50個以上売れるなら小口出品より大口出品の方がお得です。
新規出品・カタログ作成
小口出品の場合には、Amazon上のデータを使って出品するしかありません。基本的には相乗り出品をするしかないです。過去に一度も取引されていない商品だと新たに出品することができません
しかし、大口出品の場合、Amazon上にデータがない新規出品も問題なく行えます。自分しか扱ってないオリジナル商品を扱うことができ、他に同じ商品を扱うライバルがいない為、大きな利益を期待できます
新規出品は難易度が高いので目利きができるようになってから挑戦すると良いでしょう。
一括商品登録
商品を一括で登録できる機能があります。出品作業にとても労力を取られるので大変です。
これは驚くほど便利な機能なので、多くの商品を出品するなら必要不可欠な機能です。
扱う商品数が50個を超えるか、出品作業が面倒だと思える頃に大口出品者への登録をお勧めします
各種レポートやツール
各種レポートの中でも、注文管理レポートは売上数やアクセス分析など消費者の動向を分析できるデータで効率よく物販を行うために非常に効果的なものです。
本格的にビジネスとしてやっていきたい場合はぜひ活用したいですね
提供できる決済方法
小口出品者の場合決済方法が、「クレジットカード」「Amazonギフト券」「Amazonショッピングカード」の3種類しか使えません。
大口出品者の場合は上記の3種類に加え「コンビニ払い」「代金引換」「Edy払い」「請求書払い」など幅広い決し方法が可能です。
決済方法が広がると多くの消費者が利用しやすくなるので、購入機会が増えます。そのため多くの利益を取ることが可能です。
出品できるカテゴリー
Amazonではカテゴリー規制といって、商品を出品したい場合、事前に許可を取る必要があるカテゴリーがあります。
この事前許可を「カテゴリー申請」と言います。申請できるのは大口出品者のみです。
【Amazonの規制カテゴリー一覧】
- コスメ
- 服&ファッション
- 食品&飲料
- ヘルス&ビューティ
- ジュエリー
- ペット用品
- シューズ&バック
- 時計
基準は曖昧ですが、規制の可能性があることは頭に入れておきましょう。
ショッピングカートの獲得権利
大口出品者には、ショッピングカートボックス獲得権利が与えられます。
ショッピングカートボックスとは、商品ページの右上に表示される「カートに入れる」というオレンジ枠のことです。
カートを獲得すると、同じ商品を出品するライバルが多くいたとしても、自分の商品が優先的に購入される可能性がグッと上がります。
小口出品ではショッピングカートボックスを獲得する資格すら与えられないので、販売機会を上げるなら大口出品を選びましょう
まとめ・大口、小口どちらで始めたらいいのか?
いきなりAmazonに月額料金を支払うのは気が引けると思います。資金が少ない人は小口から始めてもいいでしょう。しかし大口出品は、小口出品と比べてメリットの多い出品方法です。
ポイント
1ヶ月に50個以上商品を売る物販を継続的行うのであれば大口出品は必須でしょう。
大口出品のメリット注意点を理解した上で、本格的な物販に乗り出しましょう。